ジョン・ミルトン(1608-1674)は、17世紀イギリスを代表する詩人であり、ピューリタン革命期の思想家です。ロンドンに生まれ、ケンブリッジ大学クライスト・カレッジで古典文学を学びました。
彼の最も有名な作品は、旧約聖書の創世記を題材とした壮大な叙事詩『失楽園』です。この作品では、サタンの視点から描かれる反逆の物語や、アダムとイブの楽園追放の経緯を通じて、自由意志、神の摂理、善悪といった深遠なテーマが探求されています。彼はこの作品を、失明した後も口述筆記によって完成させました。
ミルトンはまた、熱心な政治的活動家でもあり、オリバー・クロムウェルのもとで共和制政府のラテン語秘書官を務めました。言論の自由を擁護した『アレオパジティカ』などの散文作品でも知られています。王政復古後には迫害を受けましたが、その不屈の精神と文学的才能は、後世に多大な影響を与えました。
| Opinion in good men is but knowledge in the making. 優秀な人々の意見というのは、作られている最中の知識なのだ。 |
| It is not miserable to be blind; it is miserable to be incapable of enduring blindness. 盲目であることでなく、盲目に耐えられないことが不幸なのだ。 |
| None can love freedom heartily, but good men; the rest love not freedom, but license. 善良な人間以外に自由を心から愛せる者はいない。 |
| Peace hath her victories, No less renowned than war. 平和にも勝利がある。 |


