ワシントン・アービング

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ワシントン・アービング(1783-1859)は、アメリカの作家、歴史家、外交官であり、アメリカ文学の初期を代表する重要人物の一人です。ニューヨーク市に生まれ、独学で法律を学びました。
彼は、アメリカの作家として初めて国際的な名声を得た人物とされています。代表作の一つは、スケッチ集『スケッチ・ブック・オブ・ジェフリー・クレイヨン、ジェントルマン』(1819-1820年)です。この中には、『リップ・ヴァン・ウィンクル』と『スリーピー・ホロウの伝説』という二つの不朽の傑作が収められています。これらの物語は、ドイツの伝説をアメリカの舞台に移し替えたもので、ユーモアと郷愁、そして超自然的な要素が融合した、魅力的な作品です。特に『スリーピー・ホロウの伝説』の首なし騎士の物語は、今日でも広く親しまれています。
アービングは、ヨーロッパ文学の影響を受けつつも、アメリカの風土や伝説を題材にすることで、アメリカ独自の文学の道を切り開きました。また、歴史家としてスペイン史に関する著作も残し、外交官としてイギリスやスペインに駐在しました。彼の作品は、後にホーソーンやエドガー・アラン・ポーといった作家たちにも影響を与え、初期アメリカ文学の発展に大きく貢献しました。

Great minds have purposes, others have wishes.

偉大な魂は目的を持ち、そうでない者は願望を持つ。