オリヴァー・ゴールドスミス

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オリヴァー・ゴールドスミス(1728-1774)は、アイルランド生まれのイギリスの詩人、劇作家、小説家、エッセイストです。サミュエル・ジョンソン博士の文学サークルの一員として、18世紀後半の文学界で活躍しました。

彼の最も有名な小説は、『ウェイクフィールドの牧師』(The Vicar of Wakefield)で、牧師一家が経験する困難と、彼らの徳と信仰がいかに試されるかを描いた感傷小説です。この作品は、その魅力的な登場人物と牧歌的な雰囲気で、当時の読者から高い評価を得ました。

詩人としては、『旅人』(The Traveller)と『見捨てられた村』(The Deserted Village)が代表作です。『見捨てられた村』では、産業革命によって失われつつある田園風景と伝統的な共同体の姿を郷愁を込めて歌い上げ、社会の変化に対する批判的な視点を示しました。劇作家としては、風俗喜劇『間違いの喜劇』(She Stoops to Conquer)が有名で、洗練されたウィットと人間観察の鋭さが光ります。

ゴールドスミスは、その温かい人間性、明快で優美な文体、そして社会に対する深い洞察によって、18世紀イギリス文学に独自の足跡を残しました。

Friendship is a disinterested commerce between equals.

友情とは、対等な者同士が私心なく行う取引きである。

Our greatest glory consists not in never falling, but in rising every time we fall.

我々のもっともすばらしい栄光は、決してくじけないことではなく、
くじけるたびに立ち上がることにある。 

A book may be amusing with numerous errors, or it may be dull without a single absurdity.

間違いの多い本は楽しめるものだろう。
反対に、ばかげたところのない本は退屈なものだろう。